軸ブレ社会人の活動履歴

趣味のランニング、仕事での出来事、社会に対するつぶやきなど、軸ブレブレの雑記ブログ

2021年の振り返りと2022年の目標

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皆様、新年明けましておめでとうございます。

ブレこと軸ブレ社会人です。

新年早々自宅のWi-Fiの調子が悪く、正月三が日はネットワークとは無縁の正月休みを過ごし、昨日復旧に伴い、久しぶりにブログを書いております。

調べてみたら、約半年ぶりのブログ更新でした。

元々社会人としての仕事の苦悩や、社会の出来事に対する意見発信を目的としてブログとツイッターを始めましたが、いつも間にやらランニングと、トライアスロンの専門のアカウントとなってしまいました。元々の目的から変化してしまいましたが、それによって数多くの方々に繋がって頂く形となりました。繋がり頂き誠に有難うございます。

 

さて、今回はランニングとトライアスロンに関して、2021年の活動の振り返りと、2022年の目標をブログに綴りたいと思います。

 

2021年の振り返り(ランキング形式で)

 

第一位:富士山フルマラソン初完走とサブ4達成

  • 渡良瀬遊水地での初フルマラソンは事前に調整不足でDNFとなり、非常に悔しい思いをしました。その際にはフォローワーの皆様に温かいお言葉をかけて頂き、それをはげみに2021年の目標である富士山マラソンで完走とサブ4を達成できました。アドバイス頂いた方、励ましの言葉をかけてくださった方には感謝しかありません。本当に有難うございました。

 

第二位:スイムでの大幅な飛躍と、千葉トライアスロンでの1500mで30分切り達成

  • 2021年はスイムに力を入れた年でもありました。力を入れたというより好きになったというほうが本質かもしれません。オープンウォータースイムの醍醐味として、スピードなどの泳力だけではなく、周りをみて最短距離を泳ぐ判断力などが求められる奥深さと楽しさを感じることができたと思います。振り返ると、真夏に日帰り合宿に参加させて頂いて、ちょっとした泳ぎのコツなどを吸収したのがきっかけのような気がしています。

 

第三位:千葉クロスカントリーでの6位入賞とランニングについての向上意欲が出てきたこと

  • といっても「ゆったり部門」での入賞です(これ以外にも「アスリート部門」がありました)。濃淡はあるものの、社会人になってから長年ランニングをしているにも関わらず、あまり目的も目標もなく取り組んでいました。しかしながらこのレースをきっかけでもっと速くなりたいと本気で思えた大会でした。ツイッターを始めたのもこのちょっと前から。すごいランナーさんのトレーニング記録や大会報告などにも刺激を受けたと思っています。

 

以上が2021年の振り返りでした。

 

さて、2022年の目標です。(順番はあまり関係なし)

 

フルマラソンでのサブ3.5達成

  • 富士山マラソンでは3時間45分に近いところまで来られたので、2022年中に3時間30分切りを目指したいと思います(言ってしまった…)。次走は2月20日湘南国際マラソン…、自分の今の走力やマイボトル持参などのレースの状況考えるとこのタイミングでは正直自信はありません。(もちろんあわよくば狙いたいです)。2022年の後半のレースではクリアに目標として設定できるようになりたいです。

 

ハーフマラソンでのサブ90分切り

  • 2021年末の関東ロード10マイル(16キロ)のレースでは自分としては非常に満足する走りができていたので、それがきっかけで、こちらも2022年中の目標として設定したいと思っています。とはいえ4分15秒か…ふぅ…という感じ。これってフルのサブ3のペースなんですよね。当たり前だけど…。次走は1月30日の袖ヶ浦トライアルマラソン。この目標もこのレースでは厳しいと思っています。このレースでは95分切りを目標としています。

 

自転車レースへの参加と、オリンピックディスタンス(40km)で34km/hのスピード達成

  • 自分的には、トライアスロンはバイクの種目が一番の長丁場なので、伸び代がある種目だと思っています。昨年はスイム専門の大会にも参加して刺激を受けることができましたので、同じ発想でバイクの大会にも参加したいと思っています。結果に拘らずまずはチャレンジから。2021年のトライアスロンではスピード30km/h超えが目標のところ千葉のオリンピックD(40km)では32km/h出来たし、栃木のショートD(20km)では33km/hで走れたので、今年はオリンピックD(40km)を34km/hくらいのスピードで走れるようになりたいです。

 

2022年の目標はすべて「言ってしまった…」というものばかりですが、まずは言霊を信じて口にすることから始めたいと思います。

夏が終わって秋口に、それに近づいているか否かを判断して、修正すれば良いと思っています(できれば修正したくはないっ。)

昨年は大きな怪我をしなかったこと、ツイッターやブログなど多くの方々と繋がって頂き、充実した一年となりました。繋がって頂いている皆様から刺激や感動を頂き、心から感謝です。

2022年も怪我無くトレーニングを行い、ランニングも家庭やお仕事それ以外のことも充実させて、目標を達成していきたいと思います。

 

最後までお読み頂き有難うございました。

ガーミンコーチによるトレーニング始めました

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皆さんこんにちは。

ブレこと軸ブレ社会人です。

ツイッターでも上げておりますが、この度ガーミンコーチによるトレーニングを始めてみました。

 

  • 始めてみた理由

今まで我流でトレーニングをしておりましたが、プロによる指導とはどんなものか、というのを試してみたかったのが理由です。

ちなみにガーミンのスマートウォッチを持っていれば、アプリで指導が受けられるので無料です。

 

ハーフマラソンを目標に設定。これ以外にも5kmレース、10kmレースなどの設定が可能でした。ただし何故かフルマラソンを目標に設定することはできないみたいです。

レース予定日に合わせてトレーニングプランを組んでくれます。スマホのアプリでレース予定日を設定しますが、ある一定の期間が空いていないといけないようです。したがって直近のレース予定では設定できない仕様になっています。

それ以外に、週にどれくらいトレーニングできるか、トレーニング可能な日、長距離のトレーニングが可能な日、目標タイムなどが設定できます。

私はこれまでハーフマラソンの実績から、5'00/kmくらいのペースで走るのが現在の実力値と思っているので、少し目標を上げて4'40/kmくらいを目標に設定しました。そうするとハーフマラソンの目標タイムは1時間38分です。

パーソナルコーチも数人のコーチかから選択できます。私はPhysiologist(生理学者)のGregさんを選びました。これ以外にもOlympian(元オリンピック選手)、Physical Therapist(理学療法士)などもいらっしゃるようです。

また、これらの設定はトレーニング期間中でも変更できるみたいです。

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私が設定したトレーニングプラン(期間中にも変更が可能)

 

ガーミンコーチのページで各トレーニングの詳細を説明してくれます。

またページの中でパーソナルコーチによる有難いご訓辞を動画で説明頂いたり(笑)、マラソンの心構えなどを文章で読む形になります。

(文章は日本語訳になっていますが、動画については英語での解説になります。字幕などはありませんので、流し見でいいと思います。あくまでも雰囲気で理解。)

下記のように、次回のトレーニング内容の詳細を文字で説明してくれます。

これは分かりやすい。

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ガーミンコーチによる有難い訓辞動画(笑)と次回のトレーニングの内容の詳細

 

前回の走りや、トレーニングの達成度合いから、当週、次週くらいまでのトレーニングスケジュールを組んでくれます。

予定どおりトレーニングができなくてもリスケジュールが可能です。

私がガーミンコーチの設定をした日はランオフの日でしたので、初日からトレーニングプランをリスケしました。

先々のトレーニングプランについては、「詳細情報は随時お伝えします」という表示になります。

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第一週を経過したときのスケジュール画面。当週と次週くらいまで計画を組んでくれます。ちなみにこれ以降の週の内容については「詳細情報は随時お伝えします」という表示でした。

 

第一回目は、ベンチマーキングランということで、今の実力値をみてもらうリファレンスデータ取りでした。

指示は2分間のアップジョグのあと、5分間「力強く」走り、2分間のダウンジョグで終了というもの。

「力強く走る」というのがどういうことか、頭の中に「???」が巡りましたが、この日は向かい風だったので無意識に「力強く」走らざるを得ない状況でした。(笑)

レーニング自体の距離が短いので、ガーミンコーチ以外の自主トレとして、合計15km走を行いました。

 

第二回は、イージーラン。アップジョグ5分後、Eペース(緩いペース)ランで最低20分、オプションでとして追加で10分(合計30分)走るというもの。

なんとなく見栄はってしまって結構な速いペースで走った始末。

レーニング後の疲労具合や今後のトレーニングプランなどみていると素直に緩いペースで走ればよかったと後悔しています。

この日もガーミンコーチによるトレーニング自体は8kmくらいなのですが、自主トレとして合計11km走りました。

 

三回目は、ストライドワークアウトという、本格的なトレーニングになってきました。10分間のアップジョグのあと、20秒のハイピッチ走+45秒のレスト(ジョグ)を8セット繰り返しというもの。ここでも「力強く」という指示…。

平坦な道でストライドレーニングをしたかったので、いつものコースの逆走をしたおかげでまた向かい風(笑)。これまた否が応でも「力強く」ならざるを得ない状況でいした。ガーミンコーチによるトレーニングの走行距離はおそらく3kmくらいだと思います。

この日は8セットの指示でしたが、数を間違えて9セット行ってしまいました。

この日も残りの距離を自主トレとして合計10kmほど走りました。

 

  • 1週目を終えて

我流でトレーニングプランを組んできた身としては、有難い機能だと思います。しかも無料というのが良い。

また、私のようなボッチランナーにとってはだれかに見られたり計られているような気もして、自然にトレーニングに力が入りました。これが継続できればきっと走力は上がると思っています。

一方、ホームでの練習場がトラックではない私のようなランナーにとっては、コース選びが難しいなとも思いました。力をいれるラップになったときに無風で平坦なコースに当たりたいので、そこを計算しないといけないのがちょっと辛いです。

あと、私の場合、ホームコースの都合から、自主練として、ガーミンコーチトレーニング以外の距離を走らざるを得ません。またガーミンコーチトレーニング以外もオフの日にはバイク連やスイム連などを入れています。

これが良いことなのか、悪いことなのか、まだ分からないのですが、少し疲労は溜まり気味です。もう少し様子をみて判断していきます。

ガーミンコーチによるトレーニングを継続するかについても、もうちょっと様子を見てみたいと思います。

 

最後までお読み頂き有難うございました。

 

Garmin肌荒れ問題ーほぼ解決しました

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皆さん、こんにちは。ブレこと軸ブレ社会人です。

本日の記事は、以前ツイッターでもアップさせて頂いた、ランニング中につけているスマートウォッチ=Garminでの肌荒れ問題の件です。

 

その後、フォロワーさんからのリプで、他のランナーさんも同様の悩みを抱えていたことがわかりました。またフォロワーさんからご提案頂いた対策案も試行錯誤しつつ、現時点でほぼ問題が解決しつつありますので、ブログにさせていただきました。

 

1. 日常生活ではGarminを外す

Garminはランニング以外にも、睡眠時間、心拍数、歩数なども計測しているので、それまではランニング以外の時間もGarminを付けていましたが、ランニング以外は外すことにました。その代わりライフログ目的で廉価版のスマートバンドを購入しました。 

このスマートバンドはスマホと連携すればランニングも計測してくれるようですが、Garminのほうが精度や使い勝手も良いため、睡眠時間、心拍数、歩数などのライフログ目的に用途を限定して使用しています。おかげで肌あれも随分と抑えられました。

 

2.  Garminの充電部分のキャップを取り付ける

フォロワーさんのアドバイスもあり、Garmiの肌接触部分の充電部分(裏のバンプ部分)のキャップを取り付けることにしました。確かに、記憶をたどれば、ランニング後のかゆい部分は充電部分が痒くなるような気もします。 

本格的に対策する前は、付属の充電キャップをつけずにそのまま使用していたのですが、どうやらこれも理由の一つだったようです。装着後は改善傾向にあります。

 

3. 肌への接触部分のテーピング

本気で対策をとるまでは、Garminの肌の接触部分はワセリンで誤魔化していたのですが、不十分だったので肌の接触部分にテーピングを張ることにしました。

ランニング中に汗で少しはがれてしまうのと、心拍計測の正確性など少し懸念はありますが、肌に接触する部分を物理的に遮断できるので効果は確実にあります。ちなみに心拍計測は、テーピングをしていない時とあまり変化は無いように感じますので、それなりに正確に計測できていると思っています。

 

4. ランニング後のGarminの肌接触部の洗浄

これも2の対策に続き、フォロワーさんからのアドバイス。ほぼ費用のかからない対策ですが、ランニング後はその都度Garminの肌に接触する部分を水洗いで濯ぐことにしました。布を水で湿らせて拭くのでも良いと思います。。*1

特に痒くなる充電部(裏のバンプ部)を入念に洗浄しています。

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特に痒くなる充電部(裏のバンプ部)を水で濯ぐ



 

  • まとめ

 本気で対策とるまでの肌の接触部にワセリンを塗る対策も含めて、それぞれの対策と効果をあくまでも主観で10段階評価でまとめてみました。繰り返しますが、あくまでも主観です。

  • 肌の接触部にワセリンを塗る:効果2
  • 日常生活ではGarminを外す:効果7(ランニング中にはGarminを付けるので)
  • Garminの充電部分のキャップを取り付ける: 効果5
  • 肌への接触部分のテーピング:効果5
  • ランニング後のGarminの肌接触部の洗浄:効果4

 

テーピングはワセリンの代替対策なので、ワセリン以外の対策を現在は行っています。

当初Garminを買い替えることも検討したのですが、躊躇している中、フォロワーさんのアドバイスを頂き、今のところ手痛い出費をさけることができています。

たまに痒くなることもありますが、おかげ様で肌荒ればほぼ治まりつつあります。

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普段はGarmin外してライフログは廉価版のスマートバンドを使用しています。

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Garminの充電部分のキャップを取り付ける

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肌への接触部分のテーピング

 

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併せ技

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肌荒れ問題は解決しつつあります。使用後のGarminの洗浄は忘れずに。

 

最後までお読み頂き有難うございました。

*1:以前の記事では石鹸の洗浄を記載しましたが、Garminのホームページでは石鹸の使用は禁止されていました。その代わり、水での洗浄を推奨していたので記載内容を変更しています。

書籍紹介ー三國志 第7巻(宮城谷昌光)

こんにちは軸ブレ社会人です。

 

今回も書籍紹介です。

宮城谷版三國志、第7巻読了しましたのでそちらのご紹介。

 

第6巻の内容はこちら。

blogshoshinsya.hatenablog.com

 

  • 宮城谷 昌光版「三國志」について(第6巻の書籍紹介にも同内容掲載)

いわずと知れた中国の歴史小説です。これまで様々な文才が「三国志三國志)」を書籍化してきました。(私も吉川英治著、北方謙三著「三国志三國志)」などについても読んだことがあります。)

その中でも、宮城谷昌光著の本作品は陳寿の「正史 三国志」を題材に作成された著書であるため、羅漢中の「三国志演義」を題材としたドラマチックな内容とは対極的に、史実に基づいてかかれた三国志といえます。

とはいえ、淡々と事実だけを述べるのではなく、歴史の事実や、史実に記載された人間関係から推測される各キャラクターの思想や、考え方などが丁寧に描かれています。 

 

  • 三國志 第7巻のあらすじと内容について

劉備荊州四群の平定を機に、益州を獲得して本格的に三国鼎立の初期の様子を描いている、いわゆる荊州争奪戦。

魏の曹操は、南に位置する呉の孫権への牽制や、西に位置する涼州馬超韓遂の諸将との闘い、また張魯が治める漢中の攻略など忙しい。

ここで描かれているのは、

孫権の妹、孫氏の劉備との政略結婚

荊州南部の重要拠点である広陵を守る曹仁 vs 攻める周瑜の長期戦

曹操孫権の争いの間隙を突いた劉備益州攻略と龐統の活躍

曹操涼州平定に向けての馬超韓遂の離間の計(潼関の戦い)

✓三国鼎立こそ呉の繁栄と信じる魯粛による劉備への荊州の譲歩

✓魏の張遼の決死の戦いを描いた合肥の防衛戦(合肥の戦い)

など

 

  • 見どころ 

劉備による益州の搾取周瑜の死後、益州攻略の意思を継いだ孫権は、益州攻略を劉備に命じ、劉備は承知するもののなかなか動かず時間稼ぎを行う。その期間に関羽へ呉から江陵の奪取を命じ、呉の益州攻略を妨害する策を取る。その後、漢中の張魯征伐を理由に益州へ招き入れられた劉備は、張魯征伐をせず時間稼ぎ。また呉からの救援依頼をうけ、龐統の諫めも聞かずに、荊州に引き返そうとする。それによって劉備益州のために迎立したがったいる張松が謀反を疑われ殺害され、それを待っていたかのように劉備は自軍の正当性を主張して成都劉璋より奪う。元々張松、法正より会見の席で益州劉璋を捕殺し成都を急襲するように提案されるがその策には乗らず、様々な芝居じみた行動で、みかけの正義の論理をかざして、劉璋から益州を盗み取るような権謀を働く。これまで領地を持たざる劉備荊州四群を手中に収めてから領地拡大に勢力的になている様子が描かれている。

 

もう一つは、曹操の西方の鎮定張魯が収める漢中攻略の手始めとして、馬超韓遂始め西方諸将の涼州の蜂起を抑えるための配下武将の起用の仕方に着目したい。急襲に定評ある夏侯淵に、洞察力のある徐晃、晩器大成型の朱霊をつける。また潼関に、周瑜に敗北し始めての挫折を味わった曹仁を配備する。これは曹操のいろいろな期待が込められていて、夏侯淵への将としての成長や、呉との再選を熱望している曹仁に頭を冷やさせる意図などがあったり、非常に興味深い。一度は馬超の武力と巧みな戦術により破れてしまうものの、賈詡馬超韓遂の離間の献策により、西方諸将の内部より切り崩しを図り、馬超を壊走させる。その他、様々な場面で、楽進と李典の確執のある将を意図的に組ませるなど、そのあたりの細やかな記載があるのが面白い。

 

最後に、魯粛孫権の君主とのしての飛躍と呉の繁栄に対する思い。魯粛周瑜とは違い策ではなく、大局をみて呉の重要な判断を行ったり君主である孫権に献策をする。劉備が、孫氏との婚姻をきっかけに荊州四群を収める際の了解を取るべく呉に来た時も、外来の才能を使いこなす君主になってもらいたいという思いから、劉備を拘禁するべきという諸将の意見に反対して、劉備荊州を任せるように孫権に取り計らう。また関羽と対峙したときも、孫権劉備が争って喜ぶのは曹操であることを見越して、関羽と話し合いをもち、荊州の割譲にも折り合いをつけた。主である孫権の器量を下げない配慮と、恨みを買うより恩を売るのが勝ちとなるという魯粛のぶれない信念で決着することになる。孫権劉備の協力関係はたとえ見かけだとしても、曹操は身動き取れなくなる。曹操を困らせた呉の脅威は、周瑜ではなく魯粛であったともいえる。

 

  • 所感

劉備益州を奪いとるときの簡雍の活躍が興味深い。劉備成都諸葛亮張飛趙雲黄忠はじめ、配下に加えたばかりの馬超など諸将を集結させるが、武力ではなく話術で益州劉璋に降伏させるように仕向けた。簡雍の人柄や劉璋との屈託のないやり取りが面白い。

また、私の中で、あらためて印象に残った人物は魏の鍾繇曹操は安定しない西の情勢を、長安、洛陽に鍾繇を配備して、西方の諸将を撫柔していた。武力ではなく徳政で抑えており、馬超ですら鍾繇に協力していた。とうとう馬超の蜂起により武力で抑えざるを得ない状況になったが、徳風によって長期間抑えた実績を曹操は称えている。涼州平定のため洛陽に入った曹操は、洛陽の街並みを見ただけで鍾繇の努力の量と質を慮ったとのこと。とにかく鍾繇の徳政と、曹操の洞察力に感銘を受けた。

 

最後までお読み頂き有難うございました。

正しいか正しくないかは重要ではないー相手に動いてもらうコツ

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こんにちは軸ブレ社会人です。

 

どのような仕事をしても一人で完結することは稀で、ほとんどの場合はいろいろな人を巻き込んだりして仕事をこなしていくと思います。また結果についても一人が行う仕事より、チームで行った仕事のほうが成果としても大きいと思います。

 

その点で回りの人を「どう動かすか」、「どう巻き込んでいくか」が重要ではないでしょうか。

 

実際の仕事の場面や私生活の中で、正論を吐いても、周りの人が動かないことでストレスを抱えることがあります。

私もどちらかというと自分の考えが「正しい」という思いが強いほうで、周囲の人がなかなか動いてくれないと人一倍ストレスを抱えるタイプです。

 

ただ、動くのは結局人。相手が「動きたい」と思ってはじめて動いてくれます。

動かす理由が、いかに「正しい」ことが理由だとしても、その人が動けない、動かないのはなにか理由があるはず。

 

「正しい」ことをいかに主張しても、その相手は動いてくれません。

 

その件について、私は最近、心掛けていることを少しだけお話させてください。

と、偉そうなことを語っていますが、これは最近、自分が依頼される立場になって感じたことです。どんなに「正しい」ことでも「動きたくない!!」って思ってしまったんですよね~。

立場が変わると「気づき」を与えてくれたので、そのことを綴っています。「人の振りみて我が振り直せ」ですね。。。。

 

依頼されるほうの人の立場になって「動きたい」理由を説明しているか?(動いたほうがメリットがある)、依頼される人が動けない理由を取り除いてあげる、など気にする必要ありますが、当たり前すぎるので、もう少しメンタル的な角度で綴ります。

 

一言でいえば、

あなたの為に「動きたい」と思わせる雰囲気が作れているか?

だと思います。

では、雰囲気って何でしょうか?ちょっと自分の中で整理してみました。

 

  • 誰からそれをお願いされるか?

結局、「誰からそれをお願いされるか?」で、相手が動いてくれるか否かが変わってくると思います。あなた(私も含め)の普段の行動、接し方で変わってきます。いわゆる「徳を積み上げる」といった形でしょうか?普段からその人に共感の言葉をかけられているか、困ったときにサポートできているか、人に見られて恥ずかしい行動をとっていないか、などを心掛ける必要あります。結局は相手と信頼関係、人間関係が作れているかだと思います。

 

  • 「勝ち負け」ではない

特になかなか動いてくれない相手については、人を動かすことで「服従させる」と勘違いしてしまうことがあります。「勝ったか負けたか?」「論破したか、しなかった?」は重要ではないです。納得してくれた時に「勝った」とか「論破できた」と思ってはいけないと思います。したり顔などはもっての外。相手にその気持ちは伝わってしまいます。次回以降あなたのお願いを聞いてくれるか微妙になると思います。相手に感謝しましょう。

 

  • その「言い方」!!

そして、「どのような言い方でいうのか?」も重要です。ちょっとした言葉使いで相手の行動が変わってくると思います。例えば、話かける前に「今時間大丈夫?」とか、本題の依頼をする直前に「できることであれば....」とかそういったとでしょうか?月並みな言い方にはなりますが、「相手を思いやる言い方」といった形だと思います。

 

いかがでしたでしょうか?

これらのこと気をつけることで、あなたの為に「動きたい」と思わせる雰囲気作りができるのではないでしょうか?

 

最後までお読み頂き有難うございました。

ランツイはじめてから変わったこと

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こんにちは。ブレこと軸ブレ社会人です。

 

元々は、ブログを始める際に閲覧者数を増やしたくてツイッターを始めたのですが、少しづつ目的が変わってきておりまして、いつのまにやら趣味のランニングやロードバイク等トレーニングのことについてつぶやくことがほとんどになりました。

今回は、ランツイ(ランニング関連のツイッター)を始めて、変わったことについて記事にしたいと思います。

 

  • ランニング関連の知識が豊富になる

自分より速く走れる方がいたり、長く走れる方がいたり、いろいろな方のつぶやきをみてランニング関連の知識が豊富になります。

私はツイ始める前からランニングは行っていますが、一向に速くならない素人ランナーです。きっと練習方法にバラエティーがなかったからだと思います。

ツイみると、LSD(ロングスローディスタンス=長い時間をキロ7分ペースくらいで走って脂肪をエネルギーに変えやすい体質に変えるトレーニング)やら、閾値(血中の乳酸除去能力を高めるために適度な強度のペースで20~30分程度走るトレーニング) やら、TT(タイムトライアル=比較的短めの一定の距離の走行時間を短縮するトレーニング)、インターバル(早いペースと遅いペースを交互で行うトレーニング)、レペティション(一定の距離を全力で走り完全休憩をはさんで疾走と休憩を交互に行うトレーニング)など様々な情報が溢れています。

これまで同じホームのコース11キロをほぼ同じペースキロ5分くらいで走っていましたが、今は様々な練習方法を取り入れることができています。(ただレぺだけはやったことはありませんが...)

 

  • 気持ちに余裕ができて仕事も順調に

自分にとってここが一番大きいです。

私はどちらかというとなんでも一生懸命やってしまう性格でして、仕事も一生懸命やってしまうタイプです。

それ自体は悪いことではないのですが、仕事が生活の大部分を占めてしまうと、周辺部署や部下が自分の思ったとおりに動いてくれなかったり、事が上手く運ばないと異様にストレスを感じるタイプです。他人の何気ないコメントをいちいち気にしてしまったり、過剰に反応したり...。時にはそれによって周囲に不要な軋轢を生んでしまうことも...。

自分の価値観の中で、ランニングについても割合が大きくなることで、自分の気持ちの中での仕事の割合を少し減らすことができました。私にとってはそれくらいが丁度いいみたいです。

この場で告白しますが、在宅勤務の合間に業務時間中に走りにいくこともあります。ラン終了後PCを開くと、部下や他の部署の方からチャットきていて、待たせてしまっていることもしばしば(汗)...。ただラン中も仕事のことを考えているので許してほしい...(という言い訳です)。

仕事において、内容や結果についての許容度が高くなります。おかげで周囲についての余計な軋轢がなくなり、仕事もスムーズ。

むしろ今まで以上の成果が出せるような気もしています。

なかなかできないかもしれませんが、私の真面目な性格の人間は、仕事の面でも良い効果があるのではないかと思います。

 

  • ランナーさんから刺激を受ける(が振り回されることもある)

とにかく、頑張っている方のツイをみると刺激を受けます。「自分も頑張らねば」、という気持ちです。

ただ、私はどちらかというと真面目な性格でして、なんでも気張ってしまう私は、それに振り回されて、たまに無理してしまうこともあり、ここはうまくコントロールしなければなりません。

月末には、フォロワーさんから月間走行距離の報告の応酬が始まりますが、それは良い意味でも、悪い意味でも影響を受けます。良い意味でも刺激を受けつつ、あくまでも自分は自分。自分の体力にあった走行距離を維持する必要ありますね。

ランニングのスキルの高い方のツイからも刺激を受けますが、実は一番刺激を受けるのは自分よりランニング歴の浅い方のツイだったりします。少しづつ自分の変化を感じている喜びや、記録など更新して一歩一歩前進している感動のツイなどは私にとっても刺激になります。

おこがましいかもですが、自分も刺激を与えられるようになりたい。

 

いかがでしたでしょうか?

私にとってランツイは、適度な刺激でランニングのモチベーションをあげつつ、仕事も順調にいくので好循環。人もそれぞれなので、長く楽しくランニングを続けるためにマイペースも忘れずにいきたいものです。

 

最後までお読み頂き有難うございました。

書籍紹介ー夕映え天使(浅田次郎)

こんにちは軸ブレ社会人です。

 

今回の書籍紹介はこれ。 

浅田次郎著の「夕映え天使」。

私はこれまでに浅田次郎作品をいろいろ見てきましたが、きっかけは映画でみた「メトロに乗って」。「蒼穹の昴」など歴史小説も書かれているようですが、昭和レトロな情緒あふれる作品もいくつか手掛けており、すっかり魅了され、浅田作品にはまりました。

夕映え天使

夕映え天使

 

 

  • 本作品について

人生の喜怒哀楽をつづった短編小説集。

以下の6つの短編が書かれています。

 

  • 夕映え天使

一郎は父親との二人暮らし。キャバレーで知り合った女性と結婚はしたものの、財産を奪われた上に逃げられ、現在は東京の片隅でひっそり中華料理屋を営んでいる。そこにある時、謎多き女性、純子が現れ、住み込みで働くことになり、それなりに満たされた生活をしていた。あるすれ違いがきっかけで、純子が失踪してしまってから1年を経過したとき、軽井沢警察から電話がかかってくる。それは自殺の身元確認の呼び出しの電話であるが、父親を心配させないために嘘をついて軽井沢まで出向く。身元確認には、一郎から失踪した後に、純子と生活していた下島と知り合う。一郎は下島に嫉妬や競争心など様々な感情を抱きながら話をするが、最終的にはお互いの思い出を分かち合う。

 

  • 切符

東京オリンピック直前の恵比寿の町。少年の広志は、両親が離婚し、傷痍軍人である祖父に引き取られて二人で暮らしている。あるとき銭湯に行く道で、祖父の家の二階に間借りしている八千代が泣いているところを見かけ、成り行きで女風呂に一緒に入ることになったが、同級生の千香子に目撃される。そのことがきっかけで千香子と親密になった広志は、千香子から戦争で亡くなった同朋を弔う祖父の行動を知ることになる。戦後の終結としてのオリンピックの巷の盛り上がりとは対照的に、戦争に対して特別な感情を抱く祖父。また、八千代に対して母親とも異性ともいえない感情を抱くことになる広志。妻子持ちの野村と別れることになった八千代は、野村との同棲解消を期に、恵比寿の間借りの家から引っ越すことになり、広志、祖父、千香子は八千代を送りだすことになる。

 

中小企業の部長のマサヤは定年退職となり本日最終出勤日。特別な一日ではあるけど、特別な一日にしないようにと、いつものように一日を過ごそうとする。部下の中島からの軽口、昔の愛人の雅子、同期で社長の若月、行きつけの居酒屋のおやじなど、最終出勤日ならではの特別な一日のやり取りが発生はするが、感情を押し殺して、なんとか普通の一日として最終日を過ごす。帰路についたマサヤを妻の夏子は迎えるが、息子の翔太は不在。夏子と娘の沙織とともに夕食をとるが、夕食にラジオから玉音放送が流れる。彗星が地球に衝突することが3年前に判明し、なんと本日は地球滅亡の日だったのだ。核兵器、環境問題、途上国援助など、人類における様々な課題を克服するべき、世界中のすべての国が、地球滅亡の日を「特別な一日」にしないようにと、国連で採択されていた。

 

妻と死別した荒井敏男は15年前から、三陸の港町の喫茶店琥珀」を経営していた。一方、定年退職を間近に控えた刑事の米田勝巳は、これまで大きな仕事の実績もなく、田は妻と離婚し、娘も嫁に行き、むなしい日々を過ごしていた。再雇用の話も断り、残りの有給休暇取得を兼ねて、三陸を旅していた。そんな中、娘より元妻の再婚の話を聞き、孤独感に苛まれながら、喫茶店琥珀」を訪れた。米田の目的は1週間後に時効を迎える妻焼殺の犯人、川俣新太郎を検挙するためであった。川俣は15年前に三陸に居を移し、荒井と名を変え、時効までひっそりと暮らしていたのであるが、米田はそれをつきとめ、検挙直前のところまで追いつめる。もう少しで時効を迎えたい荒井(川俣)、最後の花道を飾りたい米田。米田はと客と喫茶店の店主荒井(川俣)として会話を重ねるうち、川俣の妻の殺害の経緯などを聞くことで、特別な感情を頂くことになる。

 

  • 丘の上の白い家

不良高校生の小沢は素行が悪く水商売で働く母親と二人暮らし。真面目な勤労学生の清田とともに小沢は奨学金をもらって学校に通っている。少年期に丘の上の白い家で暮らす少女の記憶を抱えたまま、すさんだ高校生活を送っていた。ある時、小沢は友人の紹介で、丘の上の白い家で家庭教師をしている謎多き女性、英子の家に転がりこむ。英子の企みで、小沢は丘の上の白い家に暮らす百合を紹介され、百合に純粋な恋愛感情を抱くが、身分の不釣り合いを理由に、清田に百合を譲り紹介することにする。その後、清田と百合の関係は気になっているものの、母親の店に通う左官屋に心を通わせながら日々を過ごす。ある日、突如、清田と百合の無理心中の報告を受けるが、表沙汰にしない学校関係者。警察の取り調べにおいて百合は生き残っていることが判明した。年数が経過し、小沢は建築会社を興し、順調に経営を拡大していくが、ある日、百合に似た人物と会話を交わす。隠された遺書には百合による無理心中の計画が書かれていた。

 

  • 樹海の人

憧れの小説家が自衛隊駐屯地で自殺したことをきっかけに自衛隊に入隊した、小説家希望の「私」の不思議な体験の話。自衛隊に入隊した「私」は、富士の樹海に踏み込み、指令部からの無線を傍受し演習の終了まで指示に従うという訓練を行っていた。富士の樹海に踏み込んだ私は指令部からの無線を傍受できず苦戦していたが、なんとか無線を受信できた。一晩の訓練の計画が、指令部からの度重なる演習の延長の指令を聞いて途方に暮れている中、ある一人の男が私に近寄ってきた。「私」はその男が自殺志望ではないかと疑うが、そのことには触れずに会話や酒を交わす。別れ際に自殺について抑止する言葉をかけるか悩んだものの、そのまま別れた。訓練が無事終了し、わだかまりの感情をそのお男のことを考える「私」。あの男は一体誰で、何の目的で富士の樹海に踏み込んだのか?「私」は時空を超えて未来の自分と遭遇したのではなかったかと思いを巡らせる。

 

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