パワハラされたり、パワハラしたと訴えられたりー自己紹介記事(2/2)
皆さん、こんにちは。軸ブレ社会人です。
前回の投稿から約1週間間が空いてしまいましたが、「自己紹介記事」の続きです。
前半の記事で、香港の女性上司からのパワハラまがいの言動などにより、メンタルが完全に崩壊、転職したことをご紹介いたしました。今回はその続きです。
3社目はアメリカのカテーテルメーカーの日本法人に転職しました。そこでは、製品需要の予測に基づき、製品供給枠確保に向けてアメリカ、コスタリカの生産工場と折衝し、顧客から注文を受注し、希望納期通りに製品を納入するという、一連のサプライチェーン業務に従事していました。日本法人の社員の規模は約130名くらい。これまで勤めていた中で、一番小さい規模の会社でした。しかしながら、この会社は私が転職する前に、ヨーロッパの大手医療設備メーカーに買収され、日本法人も統合することが決まっていたので、私としては統合後の会社に転職したという認識でいました。結論からいうと、この会社では約5年勤めて、会社の上層部や文化などあまり馴染めず、今の会社に転職することになりますが、結局今もいい印象のない会社です。
マネージャーとして転職したこともあり、転職した当初は部下からも様子を探られている状況でした。その中で一人お局様的社員の部下がいて、私は彼女から無視されており業務知識がなかなか吸収できずにいました。この女性、決められた仕事はこなすものの、仕事の工夫や創造性など皆無で、正直言って私の価値観からすると仕事ができない社員でした。製品のコードを見ないで言えることにどや顔。この女性の影響で他の社員からも私は総すかんをくらっており、うつ病上がりで転職した私にとっては非常に厳しい毎日でした。
ただ製品の供給不足が発生した際の、アメリカ工場との折衝、社内の営業部門への供給見通しの情報共有など、私の前職での経験を活かせる機会があり、部下の一人からの信頼を獲得することができるようになってきました。一人の信頼を獲得すると、オセロをひっくり返すようにほかの周りの方からの信頼を獲得できるようになり、とりあえず会社の立ち位置というか居場所を得ることができました。(ただお局社員とは最後まで心が通じ会えませんでした。)
カテーテルのサプライチェーン業務のほかに、ITの専門家ではないにも関わらず、日本法人統合による基幹システムの統合プロジェクトの日本統括リーダーの役割の無茶ぶりがあり、いやいやながらもその仕事を引きうけることになりました。通常、統合を受け入れる側が推進するはずなのに、統合される側が推進するという少しおかしな構図です。そういった意味で、私は会社への疑問を持ち始めることになります。またグローバルの体制含めその統合プロジェクトがなにしろ酷い。最終的には統合は成し遂げたものの、月間200時間ほど残業し労働過多になった時代がありました。体が疲れると精神も病んできた時代です。そのプロジェクトを推進していく中である部下に注意や指導するケースなどがあったのですが、その一部のシーンを切り取られ、先ほどのお局社員から会社にパワハラで訴えられる事態が発生しました。会社の調査委員会が立ち上げられ、聞き取り調査などが始まりました。私としてはまったく身に覚えのない事。結局、倫理委員会で私の「パワハラの事実はない」と認定され、事なきを得ましたが、そのような訴えがあったこと自体が人事部に色眼鏡で見られることになるのではと不安になりました。転職もしようと思いましたが、結局今の部署から異動することに。今思えば会社からの「懲罰」だったのかもしれません。
その後は、別の部署のサプライチェーンの業務に従事し、最大で250人くらいの部下も持つことに。ここでは人間関係含めまあまあうまくやっていたほうだと思います。困難だったのは会社の一部業務のアウトソースと、人員のリストラプロジェクトを推進しなければならない立場にあったことです。会社の都合であるにもかかわらず自己退職を促さなければならない。なぜかこの会社では人員リストラは、人事は側面サポートであり、事業側がこの役割を主に担う立場に。なんだか私の理解では変な会社です。ただそのプロジェクトもなんとかうまくこなせたと思っています。
ただ最後まで、会社が好きになれなかったな。努力はしたのだけれど。
[:外資系のがんの検査サービスの顧客サポート業務ー4社目]
ここは今の会社です。日本法人の規模は小さく7名体制ですが、アメリカに本社があり会社のビジョンも含めていい会社に勤められたと思っています。
この会社に来たきっかけは社長からのスカウトです。日本法人の社長(外国人)が前職の同僚(彼女も外国人)知り合いだったらしく、ひょんなことから私のことを紹介していただいたようです。はじめは、SNS(Linkedin)を通じたスカウトだったので、少し胡散臭いと思ったですが、事業内容を聞いて興味を持ちました。
事業内容は、患者の遺伝子を解析し、乳がんの再発リスクと、治療方針を決定するデータを提供するサービス。これまで行っていた実態のある製品を取り扱うというより、純粋にデータというサービスを提供するビジネスモデルに魅力を感じました。また無駄な治療の削減により社会的に問題になっている医療費の削減に貢献できるし、何と言っても辛い患者の抗がん剤治療から解放できる患者の見極め、生活品質の向上、という社会的意義が大きい。すでに日本でも行われているものの、まだ自費負担で検査料金が高額。その検査を日本の患者に広めるための様々な施策を行っており、また人材採用含め体制の構築も行っています。まだ日本で未実施の、がんに関わる検査のラインナップも充実しています。そういった意味でもこれまでに味わったことないやりがいと充実感があります。
[:プライベート、趣味について]
以上がいまでの仕事でのキャリアです。次はプライベート、趣味について、です。
前半の概要にも記載しましたが、まずは家族構成。妻と、20歳になる長男がいます。私は愛妻家(だと思っています)が、恐妻家でもあります。なにせ妻のクセが強い。一度決めた休日の予定が気分でコロコロ変わるし、それに振り回されます。が、ちょっと若作りで小さい顔が好き。そんな感じです。長男は寡黙ですが努力家。親からあまり勉強しろとか言わなかったのですが、第一志望の超難関の大学に合格することができました。今はコロナで在宅での授業が多いですが、音楽作成などが忙しいみたいです。
趣味は、ランニングです。昨年は月間100キロ程度。最近は200キロはコンスタントにこなしています。ただあまり速くありません。キロ5分切れないくらいのペース。75キロの半ウルトラは完走歴がありますが、ガチのフルマラソンや、100キロの本格的なウルトラはやったことがありません。2020,2021年にいくつかエントリーもしたのですが、コロナの影響で中止になり、まだ叶っていません。今年の目標にするかな。
あと、2019年にロードバイクを購入し、トライアスロンもしています。はじめはランニングの延長で、アクアスロン(スイム+ラン)から入りました。トライアスロンは2回完走歴あります。ここも今年のチャレンジ。スイム、バイク、ランの種目別順位をみると、だいたい同じくらいの順位なのでバランス型かと思います。トライアスロンをやって思うのは、得意なことを伸ばすより、不得意なことを人並みに持って行ったほうが効果が高いこと。いわゆる若い時の才能を伸ばすセオリーとは逆のような気がします。
もう一つの趣味は、仏像彫刻。地元のお寺の教室で7年くらい隔週のペースで通っています。「焦らない」「人と比べない」「心を整える」などの精神で行うのが仏像彫刻の心構えということで、様々な自分の悪いクセの戒めの意味でも良い機会となっています。自分の悪いところが治るとイイナと思っていますが、なかなか人の性格は変えられないものです。
[:まとめ]
あまり言いたくない過去も赤裸々に描いてみました。
様々な誤解もあったり、挫折や失敗も繰り返してきましたが、過去を振り返ることで、昨日の自分より少しでも成長できたら良いと思っています。
長文で、読者にとってはまったく面白くないと思われたらすいません。自己回顧の意味もあり、自己紹介記事をまとめてみました。
最後までお読み頂き、誠に有難うございました。